Home » 15年前:リーマン・ブラザーズの破綻とビットコインの誕生

15年前:リーマン・ブラザーズの破綻とビットコインの誕生

by v

15年前の今日、米国の銀行リーマン・ブラザーズが破綻し、伝統的な金融システムの悪癖が改めて明らかになった。象徴的なのは、同じ年にビットコイン(BTC)が誕生したことだ。15年の歴史を振り返る:危機の遺産、代替手段の出現。
2023年9月15日:我々は今どこにいるのか?

あれから15年、リーマン・ブラザーズの亡霊はいまだ私たちとともにある。私たちに影響を及ぼす新たな金融危機の不吉なバロメーターであるリーマン・ブラザーズは、今や金融システムとその制度における根深い欠陥を体現している。

2008年の嵐は、金融システムに変化をもたらした。バーゼル委員会が2010年に発表した「バーゼルIII」改革は、銀行の弾力性を高め、理論的には銀行の堅牢性と安全性を強化した。

2014年にユーロ圏で導入された有名な「銀行同盟」は、欧州の約100の銀行機関の潜在的な倒産管理を監督する単一監督メカニズム(SSM)の創設につながった。

しかし今日、世界の命運はかつてないほど、少数の強力な中央銀行の手に委ねられているように見える。金融システムは、新たな通貨発行のたびにその欠陥を露呈している。短期的には節約し、長期的には破壊する。

Evolution of FED reserves in US dollars

Evolution of FED reserves in US dollars


2023年3月9日、シリコンバレー銀行が破綻し、リーマン・ブラザーズを彷彿とさせる危機が発生した。新興企業を専門に扱い、アメリカ最大の銀行の一つと考えられていたSVBは、再び世界の銀行に衝撃を与えた。

FEDの新たな景気刺激策、すなわち印刷機の再開と1週間のうちに3000億ドル以上の印刷がなければ、その影響ははるかに深刻なものになっていただろう。リーマン・ショックから15年経った今も、世界の金融は悪癖を捨てていない。

一方、ビットコインのファンダメンタルズはますます強くなっている。市場での価格は69,000ドルまで高騰し、その後25,000ドル前後まで下落したかもしれないが、その実質的な(価値提案は)上昇し続けている

Related Posts

Leave a Comment