ブラックロックは最近、ビットコインスポットETFの申請書を修正し、証券取引委員会(SEC)が好むと思われる現金作成・償還モデルを優先した。この修正により、iシェアーズ・ビットコイントラストETFがナスダック取引所にIBITというティッカーで上場されることも確認された
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ブラックロックがビットコインスポットETFを更新
昨日12月18日(月)、ブラックロックはS-1の修正を通じてビットコインスポットETFの申請を更新しました
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Update: S-1 amendment just dropped from @BlackRock for their spot Bitcoin ETF pic.twitter.com/JxllvsRfab
– James Seyffart (@JSeyff) 2023年12月18日
この場合、今回の修正から2つの重要な情報を得ることができる。第一に、ブラックロックは現金での設定・償還モデルを選好しているようで、これは様々なアナリストがSECが望んでいると考えていたものです。しかし、現物モデルの可能性も残されているが、ブルームバーグ・インテリジェンスのアナリスト、エリック・バルチュナスによれば、その可能性は極めて低いという。
このETFの株式を購入したい場合、例えば公認ブローカーなどの公認参加者(AP)は、ビットコインではなく現金を使って株式を取得する。この資金と引き換えに新しいユニットが発行され、ETFの投資家層が広がる。
対称的に、ETFが最終的に転売される際には、現金償還プロセスが登場する。投資家は株式と引き換えにビットコインを受け取る代わりに、同額の現金を受け取ります。
これにより、取引プロセスが簡素化され、投資家に柔軟性を提供すると同時に、現金でビットコインETFの価値をビットコインの基礎価値にリンクさせることができる。最終的に、ブラックロックはETFの基礎となるビットコインを購入する責任を負い、それはカストディアンであるコインベースによって保有される。しかし、問題のBTCはブラックロックとビットコインETFの株式を購入した投資家の両方に属している。
IBIT:これがブラックロックの現物BTC ETF
のティッカーとなる。
この文書では、ブラックロックのiシェアーズ・ビットコイントラストETFがナスダック取引所でIBITというティッカーで提供されることも確認されている。
先に申請したArk Invest & 21Shares Bitcoin Cash ETFについてSECが最終決定を下すまで、あと3週間しかない。ETFレースではすでに13の事業体が候補に挙がっていたが、暗号に特化したファンドマネジャーの7RCCは、カストディアンとしてジェミニを定義して申請したばかりだ。
アーク・インベストと21シェアーズ、そしてウィズダム・ツリーも、SECとの会合後と思われるが、ビットコインETF申請に関するS-1修正書類をSECに提出した
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