Home » フランスでインフレ率が3%を下回る – 食料品価格の急減速

フランスでインフレ率が3%を下回る – 食料品価格の急減速

by Patricia

INSEEが発表した暫定値によると、フランスのインフレ率は引き続き低下している。インフレ率は象徴的な基準値である3%を下回り、食品価格のインフレ率は1年間で急減速した。2024年までの動向について見てみよう。

フランスではインフレの鈍化が続いている

フランス国立統計局(Insee)は昨日、フランスのインフレ率の暫定値を発表した。この数字は12月と1月に設定された傾向を継続し、さらに減速している。1年間のインフレ率は2月に2.9%に達し、2022年1月以来の水準となった。

インフレ率は2017年から上昇している

インフレ率は2017年から上昇している


INSEEによると、この鈍化は主に食料品、製造品、サービス価格の緩やかな安定によるものである。特に食品価格は、昨年1月の5.7%に対し3.6%と、著しい鈍化を見せている。逆に、エネルギー部門の価格は急上昇しており、1月の1.9%に対し、2月は4.4%となっている。

Inseeによると、2月の物価は1ヶ月平均で0.8%上昇した。前年同月比の下落は、同社が「ベース効果」と呼ぶものによるものである。

2023年2月の物価は急上昇したため、前年同月比では下落しているように見える。

リブレットAの利回りがついにインフレ率を上回る

過去2年間、インフレ率は2023年2月以降3%に凍結されたリブレAを上回っていた。このインフレ率の低下は、リヴレAを保有する5,500万人のフランス国民が、貯蓄した資金を失うことがなくなったことを意味する。しかし、リヴレAの利率は今年中に4%に達するはずだった。
フランス銀行によれば、2024年のインフレ率は平均2.5%で、さらに鈍化すると予想されている。欧州では、欧州委員会が2023年のインフレ率6.3%に対し、2024年は平均3%になると予想している。

Related Posts

Leave a Comment