任天堂は火曜日、同社の人気ゲームフランチャイズ「ゼルダの伝説」を題材にした実写映画を開発すると発表した。
映画は宮本茂氏と「スパイダーマン」シリーズなどで知られるアヴィ・アラッド・プロダクションが製作する。メイズ・ランナー」3部作の監督ウェス・ボールが監督を務め、任天堂とソニー・ピクチャーズ エンタテインメントが共同出資する。全世界での映画配給はソニーが担当する。
任天堂はプレスリリースで、「エンターテインメントを通じてすべての人を笑顔にするという目標のもと、本作の制作に深く関わることで、任天堂は今後もユニークなエンターテインメントを生み出し、より多くの方に楽しんでいただけるよう努力してまいります」と述べている。
ゼルダの伝説」は、主人公リンクがゼルダ姫を救うために悪の組織ガノンと戦うファンタジー世界での物語である。オリジナルのゲームは1986年にニンテンドー・エンターテインメント・システム向けに発売され、それ以来、フランチャイズは20以上のタイトルで全世界で1億本以上を売り上げている
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任天堂の公式ツイートで、フランチャイズの共同制作者である宮本氏は、「長年」映画化に取り組んできたと書いている。ゼルダの伝説の映画化は確かに何年も前から噂されていた。
アヴィさんに製作を依頼し、任天堂自身が製作に大きく関わる形で、正式に映画の開発が始まりました。完成までにはまだ時間がかかると思いますが、楽しみにしていてください。[2]https://t.co/2H9lzzS5Pv
– 任天堂株式会社 (@Nintendo) 2023年11月7日
任天堂は、1993年の「スーパーマリオブラザーズ」が不評だったため、人気ゲームの映画化には消極的だった。しかしやがて、任天堂は考えを改め、同年公開されたアニメ映画「スーパーマリオブラザーズ・ムービー」は好評を博し、全世界で13億6000万ドルの興行収入を上げる大ヒットとなった。