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マイクロソフト、ウィンドウズ11のキーボードにAI専用キーを追加

by Tim

マイクロソフトがウィンドウズのキーボードレイアウトに専用キーを追加したのは、1994年のことだった。あれから30年、レドモンドに本拠を置く巨大ハイテク企業は、人工知能を世界中の指先に搭載する準備が整った。

マイクロソフトのAIデジタルアシスタントにちなんで名付けられた「Copilot」キーは、AIを搭載した機能に簡単にアクセスできるようにするもので、今年後半からWindows 11のキーボードに組み込まれる予定だ。

この動きは、製品やサービス全体にAIを深く統合するというマイクロソフトの戦略をさらに推し進めるものだ。OpenAIやMetaのようなAIのリーダー企業とのパートナーシップや、大規模な自社投資を通じて、マイクロソフトはAIをユーザーの日々のデジタル体験のシームレスな一部にすることを目指している。

マイクロソフトはこの変更を発表したブログ記事で、「私たちは、人々がより簡単にAIの変革に参加できるようになると信じています」と述べている。「CopilotキーはPCキーボードの中核としてWindowsキーに加わり、この新しいキーを押すとCopilot in Windowsエクスペリエンスが起動し、日常的にCopilotをシームレスに利用できるようになる」。

スペースバーの近くに配置されたこのキーは、コンピュータのモデルによって、右の「CTRL」キーまたはメニューキーのいずれかに置き換わる。新しいCopilotキーボードキーは、今月からDellやHPなどの主要メーカーのWindows 11ノートパソコンやデスクトップに搭載される。

Copilotキーを押すとAIアシスタントが呼び出され、電子メールや文書の作成からPC設定の調整など、さまざまな作業を支援する。

マイクロソフトはこれを、”CopilotがPCにおけるAIの世界への入り口となる、Windowsの旅におけるもう1つの変革の瞬間 “と説明している。

Copilotアシスタント自体は、GPT-4.5 TurboやDall-E 3といったマイクロソフトのパートナーであり、人気のチャットボットChatGPTも開発したOpenAIが提供する生成AIモデルを搭載している。マイクロソフトのOpenAIへの100億ドルの投資は、最先端のAIシステムへの早期アクセスを保証している。

マイクロソフトは、「最高のAI体験を提供するためにウィンドウズを構築し続けます」と強調し、今年リリースされると噂される次期OSのローカル処理とクラウド処理の融合を強調した。

キーボードのアップデートは、マイクロソフトがウィンドウズを新しいAI機能の提供に焦点を当てた年次アップデートの周期に移行させる計画の報道と一致している。コードネーム “Hudson Valley “と呼ばれる2024年のアップデートは、AIを使ってメディアの品質を向上させたり、リアルタイムの翻訳を提供したりするような機能強化を導入する予定だ。

AIは、Office生産性スイートからOutlookやTeamsに至るまで、マイクロソフトの製品全体で日々のユーザー体験に織り込まれている。伝説的な「ペイント」でさえAIを搭載した機能が追加され、20年前に子供たちが棒人間の絵を描くのに使ったプログラムというよりは、軽いPhotoshopのようなものになっている。

コルタナに新しい名前がついた。

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