11月初旬、ウォール街の主要プレイヤーたちはリップルプロジェクトに5億ドルを投資することを決定した。この投資により、リップルの時価総額は400億ドルを突破することになるが、同時に、投資を保護するために極めて厳格な安全策が課されることになった。
リップル:暗号資産への投資と安全策の組み合わせ
2012年の立ち上げ以来、リップルは銀行業界や伝統的な金融セクターを明確にターゲットとした野心を示してきた。この戦略は現在、特に米国証券取引委員会(SEC)が仮想通貨XRPの管理に関する訴追を取り下げて以来、実を結びつつある。
この決定は、シタデル・セキュリティーズやフォートレス・インベストメント・グループといったウォール街の主要プレイヤーの注目を瞬く間に集め、11月初旬にはこれらの企業がこの暗号資産企業に500億ドルを投資するきっかけとなった。
リップルにとって、一流の金融プレーヤーからの支援を確保する絶好の機会となった。とはいえ、同社のモニカ・ロング会長は、2025年の記録的な拡大を継続するために、同社がこれらの資金を必ずしも必要としていないことを明確にしていた。
この公式なショーケースの舞台裏が、ブルームバーグの記事によって明らかになった。同記事では、暗号資産市場の不測の事態に備えて、これらの投資家が課した重要な安全策が詳述されている。特に、「投資したファンドのうち2社は、同社の純資産価値の少なくとも90%がXRPトークンに由来すると見込んでいた 」と見なしていたことが挙げられる。
利回りが保証されたプットオプションと「清算優先権」
念のため補足すると、リップルはエスクロー口座にXRPを保有しており、xrpscanのサイトによると、その残高は現在345億単位と推定され、約700億ドルに相当する。これは巨額ではあるものの、XRPの価格が史上最高値の3.65ドルを記録した昨年7月(1,250億ドル)に比べ、ほぼ半減している。

リップルのXRPは、直近の高値から40%以上下落している
40%を超える下落は、ウォール街の投資家たちに課された選択肢を全く新しい視点で捉え直すきっかけとなる。特に、同社がその期間中に上場しない限り、3~4年後に年率10%の保証利回りでリップルに株式を売却できるという条件が含まれていることを考慮すればなおさらである。
もしリップルがこれらの株式を買い戻すことを決定した場合、その見返りとして年率25%の利回りを提供しなければならない。いずれにせよ、これらのVIP投資家には「清算優先権」条項も付与されており、売却や破産が発生した場合に他の株主よりも優先的に扱われることが保証されている。