ブロックチェーンデータ分析企業Chainalysis、シリーズF資金調達で1.7億ドルを調達。規制の進展に後押しされ、同社の評価額は現在約86億ドルとなっています。
ChainalysisがシリーズF資金調達で1億7000万ドルを調達
ブロックチェーンのデータ分析会社Chainalysisが1億7000万ドルを調達し、評価額が86億ドル近くに達したところだそうです。
今回のシリーズFの資金調達ラウンドは、シンガポールの政府系ファンドであるGICが主導し、前回の資金調達ラウンドから1年足らずで実施されました。
同社が歴史的な投資家から1億ドル近くを調達してから1年も経たないうちにのことです。アクセル、ベンチマーク、デュラブル・キャピタル・パートナーズなどが含まれる。
今回の資金調達により、コンプライアンスやブロックチェーン分析に特化した製品・サービスの改善を継続し、成長を加速させる考えです。その意味で、同社は昨年6月にこう述べている。
“ブロックチェーンデータは、公共・民間組織がこのアセットクラスを取り巻くリスクと機会を理解し、安全かつ成功裏に導入を促進するのに役立つ資産だと考えています。”
ブロックチェーン解析の新ツール
|日本経済新聞社
規制の進化に伴い、コンプライアンスサービスはますます需要が高まっています。
実際、機関投資家の暗号通貨分野への参入は、エコシステムの発展にとって画期的な出来事と見なされることが多い。
例えば、今年初めには、制裁対象となる暗号通貨のウォレットアドレスをフィルタリングするための2つの新しいツールを発表しています。
これには、オンチェーンオラクルやパブリックAPIが含まれます。製品発売の際、同社はリリースで次のように付け加えました:
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ブロックチェーン固有の透明性により、暗号通貨は刑罰逃れの強力な抑止力になり得る。適切なデータとテクノロジーを持つコンプライアンス専門家は、制裁対象者による取引の特定と対策に効果的である」
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暗号通貨のエコシステムにおいて、コンプライアンスが重要なトピックであり続けることは間違いないでしょう。実際、この産業の成長と成功は、規制によってもたらされるのかもしれない
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