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ゲーム大手のバンダイナムコがAIバーチャルペットNFTゲームを開始

by Thomas

大手ビデオゲーム制作会社のバンダイナムコは、ゲーム中心のブロックチェーンネットワークであるOasysと提携し、NFTベースのデジタルクリーチャー「RYU」シリーズを題材としたAI搭載のバーチャルペットゲームを制作した。

バンダイナムコリサーチが日本のスタートアップ企業Attructureと共同で開発し、Double Jump.TokyoがパブリッシングするRYUZOゲームは、水曜日に発売された。リリースに先立ち、Oasysの最初のNFTシリーズ「Oasyx」プロジェクトの保有者に10,000個のデジタルNFTの卵(MARYU)が空輸された。

孵化すると、RYUはソウルバウンドトークン(元のウォレットにロックされ、譲渡や売却ができないトークンの一種)に変身する

クラシックなバーチャルペットゲーム「たまごっち」に似たアプローチで、RYUはユーザーの関与に応じて個性を発達させ、さまざまな能力をアンロックする。餌を与えたり、レースをしたりすることもできる。Oasys社によると、人工知能によって新しい能力を学習するため、これまでのバーチャル・ペット・ゲームよりも進化した体験ができる可能性があるという。

また、プレイヤーはアプリケーション内で、さらなる世代のMARYUを作ることができる。現状では、ゲーム体験の育成段階は1年後に終了する予定だが、クリーチャーはそれ以降も活動し続ける。

Oasysはまた、NFTのさらなるリリースと並行して、「注目すべきゲームプロジェクト」とのコラボレーションの数々も約束している。まずは、Double Jump.Tokyoが開発したブロックチェーンゲーム「ブレイブ フロンティア ヒーローズ」とのクロスオーバーイベントだ。

バンダイナムコは、2005年にクラシックゲームスタジオのナムコと玩具・エンターテインメント企業のバンダイが合併して誕生した、最も有名な伝統的ゲームパブリッシャーのひとつである。昨年はアクションロールプレイングゲーム『エルデンリング』をリリースし、『パックマン』、『ソウルキャリバー』、『鉄拳』といった代表的なフランチャイズを擁している。

RYUZO』は、バンダイナムコのゲームディレクター兼スタジオ・スーパーバイザーとして数々のビデオゲームを手がけてきた中谷肇氏が設立したバンダイナムコリサーチ部門が共同開発した。中谷氏はこのOasys NFTプロジェクトの制作を監修した。

バンダイナムコだけでなく、ユービーアイソフトもOasysを使ったゲームを開発している。ユービーアイソフトも次のブロックチェーンゲーム、タクティカルRPG「Champions Tactics」を開発している: グリモリア・クロニクルズ』をOasys上で開発している。今年初めには、セガの名作「バーチャファイター」フランチャイズが、Oasys NFTの最初のシリーズをめぐるコラボレーションのために起用され、シリーズの生みの親である鈴木裕氏も参加している


2022年3月、バンダイナムコは初のNFTプロジェクト「電音部ワールド」を発表した。

バンダイナムコは昨年、人気アニメ「ガンダム」シリーズに基づくメタバース体験の計画も確認した。日経アジアによると、バンダイナムコはこの大規模プロジェクトに1億3000万ドル以上を費やすという。今年10月の発売を予定している。

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